福岡市南区はヤマトシロアリ被害とイエシロアリ被害のある地域です。
福岡市南区のシロアリ駆除
ヤマトシロアリの羽アリの発生
福岡市南区では4月から5月のゴールデンウィークにかけてヤマトシロアリの羽アリが飛来します。
相談内容 : 羽アリの死骸が沢山あるがシロアリだろうか?
福岡市南区に在住の方から黒い羽アリの死骸が沢山あるがシロアリだろうか?というお問合せを頂きました。
夕方、仕事から家に帰ると窓に羽アリの死骸があって、インターネットで調べてみると、どうもシロアリのようなので、お電話をされてこられました。
クロアリ?それともシロアリ? 見分け方について
黒アリとシロアリの見分け方ですが、黒蟻の羽アリは、胴体がくびれていて、前後の羽の大きさが異なります。それに対してシロアリの羽アリは、寸胴で前後の羽の大きさが同じです。
こちらにお問い合わせ頂く前にも、ご自身でインターネットでもお調べになられていたとは思いますが、シロアリの羽アリの特徴についてお電話でお伝えして確認していただくと、胴体にくびれがないとのことでシロアリの羽アリの可能性が考えられました。ただし、屋外からの侵入のケースもあるため、まずはどこからシロアリが侵入をしているのかを特定する必要があります。
ご相談者様とご都合の良い日時を合わせて訪問させて頂きました。写真は羽アリの死骸があったとおっしゃられていた場所です。シロアリは地中から建物に侵入してくる際に、土や糞で作った蟻道というトンネル状の通り道を作りますので、床下に蟻道や被害がないかを確認します。床下へは、畳の部屋や床下収納庫のある部屋から入らせて頂きます。
和室から床下に入ると早速シロアリの通り道を確認しました。束石に茶色い土で盛られた道のようなものが蟻道です。この中をシロアリが行き来しています。
シロアリ調査の報告
調査が終わりましたら、デジタルカメラで撮影した写真をお見せしながら、現在の状況と対策をご説明します。こちらのご相談者様宅ではヤマトシロアリの侵入被害がみられます。幸い、被害の程度は甚大ではないようですが、このままシロアリの侵入を放置しておくと、土台や柱などの被害が進み、著しく強度に影響する可能性があります。その為、早めにシロアリの駆除を行うことをお勧めしました。
シロアリ駆除の方法について
シロアリ駆除の方法は侵入している白蟻の種類や被害状況、建物の構造などを踏まえて検討する必要があります。
例えば、こちらのご相談者様宅の床下調査では、蟻害場所近くの土台に染みがみられ、外壁から壁内へ雨水の侵入が疑われました。
外を見ると、サッシ枠の周りに亀裂や隙間がみられ、ここから雨水が壁内へ侵入しているのではないかと考えられます。特にヤマトシロアリは少数の生き残りからコロニーが再生するため、侵入経路と被害範囲を特定して駆除を行わなければ、このような湿度の高い壁内からの再発事故が起こる可能性を残してしまいます。シロアリ駆除は薬剤を散布すれば良いという訳ではありません。
シロアリ予防について
こちらのご相談者様は、これまでシロアリ対策についてご存知でなかったとのことでした。大抵の場合、家を建てる時に基礎工事前の土壌面や上棟後の基礎の立ち上がり、木部に対して薬剤を散布する処理を行うのですが、シロアリ防除薬剤の効力は永久でないため、定期的なシロアリ対策が必要だったのです。現在、シロアリ防除業者が使用しているシロアリ防除薬剤の効力は5年ほどと言われています。家を建てたら5年を経過したくらいからシロアリ防除薬剤の効力低下によってシロアリの侵入のリスクが高くなってきます。ですので、5年ごとにシロアリ対策を行うと安心です。
シロアリ駆除業者の選び方について
シロアリ駆除をやってる業者は沢山います。最近のインターネットの情報は自作自演が多いので鵜呑みにしないことです。悪質な業者も紛れているので、数社見積もりをとってから選びましょう。
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