羽アリが飛んでくるときの対策
物理的対策
羽アリが侵入をできないようにする物理的な対策です。
窓やドアは閉める
羽アリの侵入経路となる窓やドアはできるだけ開放しないようにしましょう。
網戸を取りつける
羽アリはサッシの隙間をくぐって侵入してくることがあるため、窓にはメッシュの細かい網戸を取付ておくとより効果的です。
光源対策
羽アリは光に集まる習性があります。
特に梅雨時期にみられる羽アリは夜間に発生し、光に強く反応するため部屋から漏れる灯りに集まります。
羽アリができるだけ近寄らないように光源を管理する対策です。
光が漏れないようにする
羽アリが集まる原因となる光が外に漏れないように
夜間は室内の窓のカーテンをしっかり閉めましょう。
LED照明にする
羽アリは、光ではなく「光が発する紫外線に反応」して集まっています。
実は、昆虫には、認識できる光の波長が人間とは違います。
人間が認識できる波長帯は、400~700nmと言われていますが、
昆虫が認識できる波長帯は、およそ300~600nm と言われています。
要するに、
人間に見えて昆虫には見えない光があるので、できるだけ昆虫が見えない光の照明するということです。
羽アリの飛来対策としては「物理的対策」と「光の遮断」が最も効果がありますが、
玄関やマンションのエントランスなど、
防犯面で、電気を消したくない場所では、昆虫が認識しにくい光の波長のLED照明にするなどもひとつの対策となります。
ただし、LED照明の波長も様々ですので、羽アリの飛来を完全に抑えれるわけではないことも知っておきましょう。
化学的対策
残効性のある殺虫剤をあらかじめ羽アリの侵入経路となる網戸やサッシ、窓(窓用殺虫剤)に処理しておき、羽アリの侵入を防ぐ方法です。
羽アリ対策とシロアリ対策
羽アリは、飛び立って陸に降りた後は、オスとメスがカップルとなって、新しい家族を築きます。
その後は、繁殖を続けて大家族をつくり、その子供たちが餌場を探しに行きます。
一般に新築時にはシロアリ予防施工を行っていますが、
薬剤の効力が5年ほどですので、5年を過ぎると、シロアリが誤って我が家を餌場と思って侵入してくる可能性が出てきます。
築年数が経過するほど、シロアリ被害率は高くなりますが、
築10年未満の建物でもシロアリ被害はみられますので、大切な資産を守るためにも、定期的なシロアリ対策をお勧めします。
参考:シロアリ対策の必要性
しろありの窓口とは?