毎年暖かくなると、うぎゃ~羽アリが出た!というご相談が増えてきます。
春の
黒い羽アリは、クロアリかシロアリの可能性が考えられます。
黒い羽アリのシロアリが飛び立つのは、早いところで2月下旬頃から始まり、3月、4月、そして、5月のゴールデンウィーク辺りをピークに終わります。
この記事では、
ご紹介します。
この記事をご覧になれば、黒い羽アリの原因を解明する必要性に気付くと思います。黒い羽アリが何なのかを確認して、必要があれば、シロアリ業者に調査を依頼し、対策を検討してください。
しろありの窓口とは?
※シロアリ業者選びはネットの口コミや仲介業者に注意しましょう。詳しくはコチラ
1 黒い羽アリが発生した相談現場の一例
こちらのご相談者様宅は、仕事から帰宅すると、風呂場に羽のついた虫の死骸があるのに気づき、ネットで色々と調べてみると、どうもシロアリのようだと分かってお電話をされてこられました。
シロアリ業者も様々であることをご存知で、ちゃんとしたシロアリ業者を紹介して欲しいとのことで、お問合せ頂きました。
こちらのご相談者様宅は、1か月に一度くらいのペースで、空き家のご実家に帰ってこられるそうで、前回帰ったときにトイレに羽アリの死骸があったので、掃除して、戸締りも確認して家を出られたそうです。
今回、ご実家に帰られたときに、また黒い羽のついた虫の死骸がトイレにあるのを見て、インターネットで色々と調べてみたら、どうもシロアリのようだということがわかり、お問合せを頂きました。
2 黒い羽アリは地中から侵入して来ています。
シロアリはほとんどの場合が地中から基礎や束などの立ち上がりに蟻道と呼ばれる通り道を作り家に侵入をしてきます。土間や柱からの侵入ケースを除くとシロアリが侵入している場合は、床下に蟻道や被害がみられます。
従って、シロアリが家から発生しているのか、それとも、外から侵入してきたのかを判断するためには、床下に入って調査をする必要があります。
黒い羽アリが外からの飛来であった場合は、人間には害はありません。黒い羽アリが家の中から発生している場合は、放置しておくと、土台や柱などの家の木材を食べていきますので、早急な対応が必要です。
3 ヤマトシロアリの被害写真
黒い羽アリのシロアリは、ヤマトシロアリという種類のシロアリです。
シロアリは木材の表面を残して内部を食べていきますので、バールなどで突き刺すと突き刺さります。つまり、羽アリが発生してもシロアリの被害を放置しておくと、強度が低下して、美観や耐震性に影響を及ぼしてしまいます。
このように、木材の中をシロアリは行き来して食害しており、シロアリ被害を放置しておくと木材の中身がスカスカになって木材強度をもたなくなってしまいます。
こちらはヤマトシロアリの被害なのですが、木材の腐朽と併合して大引きがなくなってしまっています。
シロアリ駆除が何故必要なのかは詳しくはこちらをお読みください。
また、羽アリ相談室では、羽アリついての知識の他、プロの羽アリ駆除の事例を紹介していますので、ご参考になられてください。
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4 まとめ
黒い羽アリはシロアリの可能性があります。黒い羽アリがシロアリかどうかを判断するために、自分でいくつか確認してみましょう。こちらは黒い羽アリがクロアリかシロアリかを見分ける為の簡単な質問です。
黒い羽アリが白蟻であった場合は、家の中から発生しているのかを確認する必要があります。
自分で床下に入って簡単な調査を行うこともできますが、目視ではわかりにくいところでもありますので、シロアリ駆除の専門業者に調査を依頼して対策を検討することをお勧めします。
こちらはシロアリ業者を選ぶときに知っておきたいことをまとめています。
参考にしてください。