お勧めできないシロアリ業者
シロアリ駆除が専門でない業者をお勧めできない理由
1,専門業者と比べて再発のリスクが高い
シロアリ駆除も予防も根拠となる知識・経験が必要です。特に様々な被害現場での経験は重要です。
専門でない業者による駆除・予防による再発事故の後始末を専門業者が行うことはよくあることです。工事保証のない場合、さらにお金が必要になる上に被害が拡大してしまうこともあります。
専門でないシロアリ業者による再発事例はこちらを参考にしてください。
2,家を傷つけられるだけのことがある
見まねで土台や柱にドリルで穴をあけて薬剤を注入すれば良いという考えの業者では、根拠なく穴をあけるだけの家を傷つけるだけの処理になることがあります。
ブローカー経由でのシロアリ業者がお勧めできない5つの理由
インターネットでよく見るブローカー業者のホームページは、安価な料金設定で集客を行い、地場のシロアリ業者に取り次ぎ、成約の場合には高額な斡旋手数料を請求します。この斡旋手数料は30%~40%を請求することが多いようです。
また、ブローカー業者にはシロアリ業界の知識がないので、ブローカー経由での工事の依頼には様々なリスクが隠れています。
1,通常よりサービスの品質が落ちることがある
シロアリ業者は工事代金の中から高額な斡旋手数料を紹介元に支払います。安価な料金設定で集客を行っている情報サイトは、シロアリ業者にとっては採算性が低く、通常提供しているアフターサービスの費用が捻出できない場合があります。その為、顧客からの要望に応えたくても、応えれないことがあります。
もしも良心的なシロアリ業者と出会えても、シロアリ業者にとっては採算をとるのが困難なので長く付き合っていけないということです。
2,悪徳業者を紹介されることがある
ブローカー業者は、シロアリ業者の実態を把握できません。実態を把握する為に必要な知識・経験がないからです。
顧客との大々的なトラブルによって業者の実態が判明するまでは、その集客技術によって、積極的に悪徳業者を市場に出してしまうのです。
3,シロアリ駆除は素人の業者を紹介されることがある
ブローカー業者は、シロアリ防除施工の妥当性がわかりません。その為、専門でなくてもシロアリ業者として登録をして顧客を紹介してもらうことができます。
4,保証実現性のリスク
シロアリ防除業者にとってブローカー業者からの仕事は、採算性が低いため、仕事が多く財務的に余裕のあるシロアリ防除業者は断ります。
5年を総じたアフターまでの経費の捻出は困難です。当然、ブローカー業者からの仕事に偏っているシロアリ業者の場合は廃業の可能性は高くなります。
5,必要性の低い商品を勧められる可能性が高くなる
採算性が低いため、初めに安い料金で工事を請け負って後から色々な商品を勧めこられることがあります。
このようなブローカー業者のリスクについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
シロアリの再発生は施工から年月が経って気づくため、過去に激安料金広告の仲介業者を利用した方からの相談が増えています。
【実例:最大手WEB仲介業者を利用した被害者の相談】
悪質な業者を避けるためにはどうすれば良いのか
悪質なシロアリ業者への依頼を回避する2つの方法
1,数社の見積もりを依頼する
シロアリ駆除業者を探すときに、数社見積もりをとることをお勧めします。
理由は4つです。
2,料金だけで判断をしない
数社見積もりをとった後、
最終的に業者を選ぶときに注意すべきことは、料金だけで決めないことです。
例えば、
10万円 5年保証(3年目・5年目のみ点検)
B社 平米1200円
8万円 5年保証(毎年点検)
C社 13万円
5年保証(毎年点検)
この中だと、B社が一番安く、保証も充実しています。
5年保証で毎年点検に来て一番安い業者が一番良いように思いますが、
提供可能なことなのかを考える必要があります。
旅行代理店や呉服店が倒産して社会的問題となりましたが、
破綻するビジネスモデルは、
「過度な前払い金」「無理な料金設定やサービス」が特徴です。
シロアリ防除は役務の提供後に代金を支払いますが、施工後の保証などアフターサービスの提供は、工事代金を支払った後です。
安価な料金設定で充実したサービスの提供は現実的に無理が生じます。
その為、悪意のある業者による定期点検商法や廃業により保証が受けれないなどのリスクが高くなります。
まとめ
シロアリ駆除が専門でない業者に依頼すると再発事故によりかえって費用が高くつくこともあります。また格安なシロアリ駆除広告のブローカー業者の紹介はシロアリ業者にとってアフターまでの採算をとることが難しいため様々なリスクも考えなければいけません。
良心的なシロアリ業者と工事の後も長く付き合っていくことも考えてシロアリ業者選びをされることをお勧めします。