日本全土には、5種類の家屋害虫とされるシロアリが生息しています。
神戸市では、市内全域でヤマトシロアリ被害が、沿岸部ではイエシロアリの被害がみられます。
ヤマトシロアリは、少数のコロニーが無数にあり、主に床下での被害となりますが、イエシロアリは、大規模な固定の巣から建物に侵入をして天井裏まで被害を及ぼすことができます。
このように、シロアリは種類によって生態の特徴が違うため、
シロアリの駆除を行うには、対象となるシロアリの種類や建物の構造によって駆除の方法を検討する必要があります。
シロアリは、普段は人前に現れませんが、一年の巣別れの時期になると
一部のシロアリが羽を生やして人前に現れます。
もしも、羽アリの発生によってシロアリ被害が疑われる場合は、専門の業者に相談をして早期に対策を行いましょう。
ここでは、神戸市のシロアリ駆除・羽アリ発生についての相談を紹介します。
しろありの窓口とは?
神戸市のシロアリ駆除・羽アリ発生の無料相談
しろありの窓口では、神戸市でシロアリや羽アリの発生でお悩みの方の無料相談をお受けしています。
神戸市でのシロアリ駆除の相談事例
神戸市でのシロアリ駆除の相談例をご紹介します。
毎年羽アリが発生しているが、どこの業者に相談すればいいか分からない
神戸市に在住のA様より
「この3年くらい、羽アリが発生しているがシロアリ業者のイメージが良くなく、これまで相談することができなかった。
神戸に信頼できる業者がいれば紹介してほしい」
とのお電話がありました。
残念なことに、
A様のように、シロアリ被害に遭っていることが分かっていても
一部の悪質な業者によるトラブルのイメージが強く、シロアリ業者に相談できない方も多くいらっしゃいます。
そこで、しろありの窓口では、シロアリ駆除を必要としている方が安心してシロアリ業者に相談できるよう、
専門家が第三者の立場から相談をお受けし、安心して任せれるシロアリ業者をご紹介しています。
さて、羽アリはその種類と発生原因によって対処法が変わります。
しろありの窓口にお電話を頂いた際に、A様には羽アリの発生時期や色などをお伺いしましたが、
なんとなくでしか覚えていらっしゃらないとのことでした。
実は、神戸市には2種類のシロアリによる被害がみられる地域で、
4月~5月に黒っぽいヤマトシロアリの羽アリが飛来し、
また、梅雨になると茶色のイエシロアリの羽アリが飛来します。
シロアリは、その種類によって駆除の方法が変わります。
また、羽アリの中には、クロアリもいますので、
まずは、現地調査を行って羽アリの発生原因と種類を確認する必要があります。
A様には、当社が提携している施工店をご紹介しました。
シロアリ調査の実施
シロアリ調査では、
羽アリの発生原因の特定、羽アリ(シロアリ)の種類を特定します。
また、シロアリ対策を行うために、
床下に入れない場所はないか、基礎断熱など特殊な構造はないかなど、建物の構造を確認します。
シロアリは地中から建物に侵入する際に基礎や束石などの建物の立ち上がり部分に、蟻道(ギドウ)と呼ばれるシロアリの通り道を作ります。
そのため、羽アリの発生原因の特定には、床下に入って「蟻道」を確認します。
床下へは、床下収納庫か畳の部屋から進入をしますが、
A様宅では台所に床下収納庫がありましたので、台所から床下に入り床下調査を行いました。
床下に入ると早速、蟻道を確認しました。
基礎の入角にみえる茶色い線がわかりますか?
シロアリが地中から建物とを行き来している通り道です。
A様宅の羽アリの発生原因は、シロアリ被害ということが特定できました。
それでは、シロアリの種類は何でしょうか。
蟻道を崩すと中はトンネル状になっていて、蟻道の中を白蟻が行き来しているのが分かります。
頭が茶色いシロアリは兵蟻(ヘイギ)と呼ばれ、外敵から仲間のシロアリを守る役割を担当してます。
兵蟻の頭の形でヤマトシロアリかイエシロアリの判断ができます。
ご相談者様宅のシロアリの種類はヤマトシロアリということが特定できました。
シロアリの侵入経路は1カ所とは限りません。
どこからシロアリが進入をしているのか全て確認します。
こちらは束石からの侵入経路です。束石に蟻道を作り、束柱を渡り、大引き、根太を食害しています。
蟻道の中は活発に職蟻が行き来していました。
ヤマトシロアリはイエシロアリと比べると被害の速度は穏やかですが、
ヤマトシロアリでも建物に侵入をしてから長い間放置していると、写真のように木材は空洞化が進み、強度がなくなってしまいます。
台所の窓枠も被害痕跡がみられます。ヤマトシロアリは湿度の高い環境に営巣する傾向があり、
窓枠の上部に被害が及ぶことは雨漏りなどの水仕舞いの不良の可能性が考えられます。
ご覧の通り台所間仕切り壁の裏側は雨漏りの痕がみられました。
2階の洋間の窓側にも被害が見られます。シロアリが隙間を埋めた蟻土や羽アリが飛び立つ群飛孔もみられます。
調査結果の報告
シロアリ調査が終わりましたら、調査担当者がデジタルカメラの写真をお見せしながら状況を説明します。
侵入しているシロアリの種類はヤマトシロアリで、床下だけでなく、外壁からの雨漏りが原因で2階まで被害が進行しています。
シロアリ駆除は国や県の免許が必要なく誰でも開業できるため、さまざまな業者がいます。
中には、ヤマトシロアリは1階しか被害がないという俗説に囚われている業者さんもいますが、
ヤマトシロアリでも雨漏りなどが原因で湿った環境であれば、2階であろうと3階であろうと営巣してしまいます。
経験の少ない業者であれば、2階に被害があるというだけで、イエシロアリ被害という診断結果を出したかもしれません。
また、2階の被害にも気付かなかったかもしれません。
シロアリ駆除は、経験が豊富な業者に相談しましょう。
駆除方法のご提案とお見積り
ヤマトシロアリの職蟻は階級分化能力があり、概ね25匹程の職蟻が生き残ると生殖階級に階級分化してコロニーが再生することが可能であると言われています。
その為、ヤマトシロアリの駆除は被害箇所への細かな処理が必要です。
雨漏りが原因で、2階まで被害が及んでいる壁の中の駆除については、壁を破って目視で被害箇所を確認しながら駆除する方法が一番確実なのですが、
大工工事費などの予算が加算されるため、極力予算をかけない方向で駆除を行い、断熱材で薬剤が回り切れないなどによって再発した場合に壁解体による駆除を提案しました。
工事を依頼する前に、不安なこと、わからないことがあれば、納得ができるまで聞いておきましょう。
工事のご依頼
納得ができたら、工事を依頼しましょう。
尚、当社では、シロアリ駆除を必要としている方が
安心してシロアリ駆除の相談ができるように
「お断り代行制度」を設けております。
しろありの窓口とは?
しろありの窓口とは?
神戸市で茶色い羽アリを見たら注意!
神戸市の沿岸付近の地域では、梅雨になると茶色い羽アリが飛来します。
神戸市で梅雨の夜間に発生する茶色い羽アリはイエシロアリです。
神戸市に生息するイエシロアリは、建物に侵入してからの加害するスピードが速く、
被害を放置しておくと、天井裏を含めた家全体に食害が及ぶことがあります。
シロアリ被害が原因で羽アリが発生している場合は、殺虫スプレーなどでの駆除はできません。
イエシロアリは数十万匹もの大家族で生活をしており、家を餌場としているため、
羽アリが出てきているところに殺虫スプレーを撒いても、駆除することはできず、
かえって、シロアリが他の場所に新しい道を作って被害が拡大してしまうことも珍しくありません。
もしも、神戸市で茶色い羽アリが大量に発生したならば、早期にシロアリ駆除業者にシロアリ調査を依頼して対策を相談しましょう。
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